狩猟者として知っておくべきこと
狩猟の目的は多岐にわたります。
主な目的として、①趣味としての楽しみ、②自然資源としての肉や皮の利用、③農林水産業の被害防止、④生物多様性の保全が挙げられます。
一方で、狩猟は一歩間違えると、自分や他人に危険をもたらす可能性があり、毎年狩猟に関連する事故が発生しています。
このため、狩猟に対してネガティブな印象を持つ人も少なくありません。
ハンターは、世間の厳しい視線を認識し、法令に基づいたルールやマナーを守り、常に安全を心がけた狩猟を行うことが求められます。
以下に代表的なルールやマナーをご紹介します。
-
01.野生鳥獣の命に最大限の敬意を払いましょう
- 狩猟の目的は人それぞれですが、狩猟は自らの手で獲物の命を奪う行為です。
そのため、獲物に対して最大限の敬意を持つことが重要です。
-
02.狩猟可能な鳥獣と捕獲可能数を守りましょう
- 狩猟できる鳥獣や捕獲可能数は法令で定められており、都道府県によっても異なります。
非狩猟鳥獣の捕獲や、捕獲可能数を超えた捕獲は違法です。
また、捕獲可能数が定められていない場合も、必要以上の捕獲は避けましょう。
-
03.猟具は規定されたものを使用しましょう
- 狩猟に使用できる猟具は、①網(種類限定)、②わな(種類限定)、③装薬銃、④空気銃の4種類に限定されています。
規定された猟具と猟法(法定猟法)を守り、安全な狩猟を行いましょう。
-
04.狩猟可能な場所を守りましょう
- 休猟区や鳥獣保護区、公道や寺社境内などでは狩猟が禁止されています。
都道府県ごとに狩猟可能な場所や禁止区域が異なるため、事前に確認しておきましょう。
-
05.狩猟可能期間(猟期)を守りましょう
- 各都道府県で猟期が定められており、猟期外での狩猟は禁止されています。
猟期内でも、猟銃による狩猟は日没後から日の出前まで禁止されているため、猟期や日の出・日没時間を確認して、安全に狩猟を行いましょう。