わな猟問題|狩猟免許試験過去問集

わな猟に関する過去問をもとに、実際の試験に出やすい問題を精選。設問ごとに詳しい解説を加えることで、知識の背景まで理解できる構成です。 わな猟特有の仕組みや使用できる器具の条件、関係法令など、出題範囲を体系的に整理しています。 スマートフォンでも見やすく、短時間で繰り返し学習できるため、日常の中で自然に知識を深められます。

わな猟問題 過去問

わな猟に関する問題は、適法なわなの使用方法や設置条件、安全に関する規定などが中心です。 特に、わな猟の実施に関する法律的な細かい部分が出題されることが多いので、基本的な規定をしっかりと覚えておくことが重要です。 このページでは、わな猟に関する問題の出題内容を記載しています。

狩猟免許試験は全30問出題されます。

2024年の例題集から抜粋していますので、法律が改訂されたりして答えが違う場合はご連絡ください。メールフォームはこちら

※問題文をクリックすると選択肢・解答が表示されます。

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1〜30 / 31問(1 / 2ページ)
問1:No.17 狩猟に使用できる猟具の種類についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:くくりわな、はこわな、囲いわな、おしである。
  • イ:わな猟免許を取得している者が使用できるわなは、くくりわな、はこわな、はこおとし、とらばさみである。
  • ウ:網猟免許を取得している者が使用できる網は、むそう網、はり網、つき網、なげ網である。
答)ウ
ア:おしの使用は禁止猟法を車の中、イ:とらばさみの使用は禁止猟法
問2:No.18 猟法の使用規制についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:使用できる猟法は、狩猟免許の種類に応じて決められており、その範囲内であればすべての猟法を使用することができる。
  • イ:使用できる猟法は、狩猟免許の種類に応じて決められているが、一部の猟法の使用については、鳥獣の保護繁殖等を図るために、市町村長の許可を受けることとされている。
  • ウ:使用できる猟法は、狩猟免許の種類に応じて決められているが、一部の猟法については、鳥獣の保護繁殖等を図るために、使用が禁止されている
答)ウ
法定猟法であっても、必要に応じて、禁止されている。 例:狩猟鳥に対するわなの使用・クマに対するはこわなやくくりわなの使
問3:No.19 狩猟で使用する猟具や猟法についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:とりもちは、危険性が小さく簡便な猟具であり、使用できる。
  • イ:はり網のうち谷切網は、人が操作することによって網を動かして狩猟鳥を捕獲する猟具であり、使用できる。
  • ウ:はこわな及びくくりわなは、ツキノワグマ及びヒグマの捕獲に使用できる。
答)イ
ア:とりもちの使用は禁止猟法、ウ:はこわなやくくりわなの使用は法定猟法だが、ツキノワグマ及びヒグマに対する使用は禁止されている
問4:No.28 狩猟において使用する猟具についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:ニホンジカやイノシシなどを捕獲するためにくくりわなやはこわなを使用する場合は、同時に合計30個を超えるわなを使用してはいけない。
  • イ:ニホンジカを捕獲するためにくくりわなを使用する場合は、輪の直径が15センチメートル以下のものであれば使用してもよい。
  • ウ:イノシシを捕獲するためにくくりわなを使用する場合は、ワイヤーの直径が4ミリメートル以上のものであれば、締付け防止金具及びより戻しが装着されていなくても、使用してもよい。
答)ア
同時に31個以上のわなの使用は禁止でくくりわなを使用する場合は、次の構造等を備えていなければならない。 1、イノシシやニホンジカ ・輪の直径が12センチ以下 ・締付け防止金具 ・より戻し ・ワイヤーの直径が4ミリ以上 2、上記以外の獣類(クマ類を除く) ・輪の直径が12センチ以下 ・締付け防止金具
問5:No.29 狩猟免許の有効範囲についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:狩猟免許の有効範囲は、全国である。
  • イ:狩猟免許の有効範囲は、免許を受けた都道府県内に限定される。
  • ウ:狩猟免許の有効範囲は、免許を受けた都道府県とその隣接都道府県に限定される。
答)ア
全国で有効
問6:No.70 狩猟鳥獣の捕獲が禁止されている場所についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:国道、都道府県道、市町村道においては捕獲が禁止されているが、農道及び林道においては捕獲が認められている。
  • イ:公道の上における捕獲は、すべて禁止されている。
  • ウ:公道の上における捕獲は禁止されているが、くくりわなにかかった獲物が公道にはみ出した場合の捕獲は認められている。
答)イ
ア:農道や林道も公道。捕獲は禁止されている。 ウ:わなが公道以外のところに設置されていても、わなにかかった獲物が公道にはみ出した場合は、公道での捕獲とみなされる。
問7:No.74 特定猟具使用禁止区域についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:特定猟具の使用による危険を未然に防止するため又は静穏を保つために、都道府県知事により指定される。
  • イ:特定の鳥獣の保護繁殖を図るために、都道府県知事により指定される。
  • ウ:特定猟具を使用する狩猟者が集中することによる危険を防止するために、環境大臣により指定される。
答)ア
目的:危険防止と静穏維持 指定主体:知事 規制内容:各区域ごとに指定された特定猟具の使用の禁止
問8:No.118 次図の猟具は何か。正しいものを選びなさい。
  • ア:くくりわなの一種
  • イ:はこわなの一種
  • ウ:とらばさみの一種
設問No.118の画像
答)ア
くくりわな 色々なタイプがあるが、図はひきずり型とピラミッド型。この他に鳥居型、はねあげ型 バネ式などがある。
問9:No.119 次図の猟具は何か。正しいものを選びなさい。
  • ア:くくりわなの一種の筒式イタチ捕獲器
  • イ:とらばさみ
  • ウ:筒型のはこわな
設問No.119の画像
答)ア
くくりわなの一種の筒式イタチ捕獲器 猟具として使用できるものには、首が絞まりすぎないようにストッパーがついている。
問10:No.120 次図の猟具は何か。正しいものを選びなさい。
  • ア:はこおとし
  • イ:囲いわな
  • ウ:はこわな
設問No.120の画像
答)ウ
はこわな
問11:No.121 次図の猟具は何か。正しいものを選びなさい。
  • ア:囲いわな
  • イ:はこわな
  • ウ:はこおとし
設問No.121の画像
答)ウ
おしの一種のはこおとし 通常のおしは、獲物を圧殺するが、猟具として使用できるものにはストッパーの「(さん)」がついている。
問12:No.122 次図の猟具は何か。正しいものを選びなさい。
  • ア:くくりわな
  • イ:とらばさみ
  • ウ:はこおとし
設問No.122の画像
答)ア
色々なタイプがあるが、図はバネ式。 この他に引きずり型、鳥居型、ピラミッド型、はねあげ型がある。
問13:No.123 次図の猟具は何か。正しいものを選びなさい。
  • ア:はこわな
  • イ:囲いわな
  • ウ:はこおとし
設問No.123の画像
答)イ
囲いわな いわゆる天井部分のないはこわな
問14:No.124 くくりわなについての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:引きずり型、ピラミッド型、筒式イタチ捕獲器がある。
  • イ:はねあげ型、鳥居型、はこおとしがある。
  • ウ:囲い型、引きずり型、筒式イタチ捕獲器がある。
答)ア
イ:「はこおとし」はくくりわなではない。ウ:囲い型はない。
問15:No.125 くくりわなの構造についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:獣の通り道などに設置しておいた針金やワイヤーロープなどで作った輪によって、獣の首、脚又は体等をくくり捕えるわなのことである。
  • イ:箱の中に獣が入り込んで餌をくわえて引いたりすると、出入口が半自動的に閉まることにより、獣を閉じ込めて捕えるわなのことである。
  • ウ:箱の中に獣が入り込むなどすると、重しを載せた天井などが落下することにより獣を圧迫し、動けなくなるようにして捕えるわなのことである。
答)ア
イは「はこわな」、ウは「はこおとし」のことである。
問16:No.126 狩猟に使用することができるくくりわなについての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:イノシシの通り道などに設置しておいた針金やワイヤーロープなどで作った輪によって、イノシシの脚をくくり高く吊り上げて捕えることができる。
  • イ:クマの通り道などに設置しておいた針金やワイヤーロープなどで作った輪によって、クマの脚をくくり捕えることができる。
  • ウ:シカの通り道などに設置しておいた針金やワイヤーロープなどで作った輪によって、シカの脚をくくり捕えることができる。
答)ウ
アのように、イノシシなどの大型獣類を吊り上げる構造のくくりわなは、非常に危険なわなであり、使用が禁止されている。また、狩猟では、クマをわなで捕獲することは禁止されている。
問17:No.127 締め付け防止金具についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:くくりわなに獣がかかった時、くくりわなを固定した立木等にダメージを与えないようにするためのものである。
  • イ:わなの設置作業をするとき、わなを設置した者が手などをはさまないようにするための安全装置である。
  • ウ:くくりわなに、捕獲する意図がなかった獣がかかった時、その獣を容易に解放できるようにしたり、必要以上に小さく締まることによる獣への損傷を軽減したりするためのものである。
答)ウ
アはよりもどしによる効果の一つの説明である。
問18:No.128 くくりわなのよりもどしについての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:くくりわなにかかった獣があばれてワイヤーがねじれることによって、ワイヤーロープが切れないようにするためのものである。
  • イ:くくりわなにかかった獣があばれることによって、くくりわなのワイヤーロープが、くくりわな固定した立木等を損傷しないようにするためのものである。
  • ウ:くくりわなにかかった獣から、ワイヤーを容易に外せるようにするためのものである。
答)ア
ワイヤーロープがねじれると切れやすくなることから、ワイヤーロープの切断防止を目的としたものである。なお、イノシシ及びシカの捕獲を目的としたくくりわなでは、よりもどしを装着することが義務付けられている。
問19:No.129 「はこわな」と「囲いわな」の構造の違いに関する次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:わなの内部に、餌を置いておくのが「はこわな」であり、餌を置かないのが「囲いわな」である。
  • イ:半分を超える屋根型の天井部分があるのは「はこわな」であり、天井部分がない又はあっても半分以下のは「囲いわな」である。
  • ウ:側面が透けて見えないように板などでできているのは「はこわな」であり、側面が透けて見えるように金網や鉄格子などでできているのは「囲いわな」である。
答)イ
「はこわな」も「囲いわな」も、わなの中に獣が入り込んで餌をくわえて引いたりすると、出入口が半自動的に閉まることにより、獣を閉じ込めて捕えるわなのことである。このうち、囲いわなは、天井(半分以下)を除く周辺を杭や金網、鉄格子等で囲い込むものをいう。
問20:No.130 はこわなについての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:箱の中に獣が入り込んで餌をくわえて引いたりすると、出入口が半自動的に閉まることにより、獣を閉じ込めて捕獲するわなのことである。
  • イ:箱の中に獣が入り込むと、迷路のようになっていることにより、獣が逃げ出せなくなるわなのことである。
  • ウ:箱の中に獣が入り込むと、内部に張られた網にからめとられることにより、獣が逃げ出せなくなるわなのことである。
答)ア
問21:No.131 筒式イタチ捕獲器のストッパーに関する次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:非狩猟鳥獣のイタチ(メス)などがかかった場合にへい死しないように、ひもの途中にこぶなどを作って首を締めきらないようにするためのものである。
  • イ:かかった獣が逃げ出さないように、筒の出入口をふさぐためのものである。
  • ウ:筒式イタチ捕獲器が設置場所から容易に移動しないように、地面に固定するためのものである。
答)ア
問22:No.132 はこおとしの「さん」に関する次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:箱の中に入り込んだ獣が逆戻りできないように、入口をふさぐためのものである。
  • イ:箱の中に入り込んだ獣を圧殺しないように、天井板が途中でストップするためのものである。
  • ウ:箱の中に獣をおびき寄せるためのものである。
答)イ
問23:No.133 イタチ(オス)を捕獲するための猟具である「はこおとし」の構造についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:天井部が落下し、底板と密着して獲物を圧殺するようにできている。
  • イ:天井部が落下するが、底板の数センチメートル上にある「さん」でとまって獲物を閉じこめるようにできている。
  • ウ:箱の床部にとりもちが塗ってあり、獲物がいったん箱の中にはいったら逃げられないようにできている。
答)イ
ア:禁止行為のおしの説明である。 ウ:とりもちは、使用が禁止されている。
問24:No.134 イタチ(オス)を捕獲するための猟具でもある「筒式イタチ捕獲器」の構造についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:獲物が筒の中に入ると仕掛けがはずれ、糸や針金により獲物の首を締めて捕獲する構造のわなである。首が締まりすぎて誤って入った他の鳥獣を殺すことのないようストッパーがついている。
  • イ:獲物が筒の中に入ると仕掛けがはずれ、糸や針金により獲物の脚を締めて捕獲する構造のわなである。
  • ウ:獲物が筒の中に入ると出入口の戸が落ち、筒の中に獲物を閉じこめて捕獲する構造のわなである。
答)ア
非狩猟鳥獣であるイタチ(メス)などを誤って捕獲してしまわないように、ストッパーがついている。
問25:No.135 イノシシを捕獲するくくりわなの適正な使用方法についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:イノシシの通り道(けものみち)に仕掛けるときは、必ず足をつくと思われる場所を探して設置するとかかりやすくなる。
  • イ:単にイノシシの脚がくくられただけでは逃げられてしまうことがあるので、かかったイノシシの体が吊り上げられるようにする。
  • ウ:ツキノワグマも捕獲することができるように、輪の大きさや仕掛ける場所を工夫する。
答)ア
イノシシなどを宙づりにできるものは、禁止猟具(危険なわな)である。 くくりわなで、ツキノワグマやヒグマを捕獲することは禁止されている。
問26:No.136 くくりわなの適正な使用方法についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:一般に鳥獣は、油のにおいのするものを避ける習性があるので、金属製のくくりわなを使用するときには油を拭き取っておくようにする。
  • イ:一般に鳥獣は、光るものを好む習性があるので、金属製のくくりわなを使用するときには、さびや汚れをとって磨いておくようにする。
  • ウ:色々な種類の獣をつかまえられるように、輪の直径はできるだけ大きくしておくようにする。
答)ア
一般に鳥獣は、光る物や油のにおいのするものは避ける習性がある。また、輪の直径が12センチメートルを超えるくくりわなの使用は禁止されている。
問27:No.137 狩猟におけるとらばさみの使用についての次の説明のうち、適切なものはどれか。
  • ア:内径の最大長が12cm以上のとらばさみに限り、使用が禁止されている。
  • イ:のこぎり歯(鋸歯)のあるとらばさみに限り、使用が禁止されている。
  • ウ:すべてのとらばさみについて、使用が禁止されている。
答)ウ
以前は内径の最大長が12cm以上のとらばさみ、のこぎり歯(鋸歯)のあるとらばさみに限り、使用が禁止されていた。平成19年猟期からは、すべてのとらばさみについて狩猟における使用が禁止されている。
問28:No.359 わな猟における錯誤捕獲を未然に防ぐための対応についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • ア:錯誤捕獲された鳥獣を速やかに放すことができるように、頻繁にわなの見回りを行う。
  • イ:猟期の終了後は、わなは速やかに撤去・回収しなければならない。
  • ウ:わなを同時に15個以上使用した場合は、錯誤捕獲が起きないよう朝晩の毎日2回見回りを行うことが鳥獣法で義務付けられている。
答)ウ
見回りの回数について義務付ける規定はない。
問29:No.362 わなの適正な使用方法についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:万が一狩猟鳥獣以外の鳥獣がかかっても、すぐに放すことができるように、自分が十分に管理できる範囲(数、場所)で使用するようにしなければならない。
  • イ:わなを仕掛けたら、少なくとも2日に1回以上見回るようにしなければならない。
  • ウ:わなは、狩猟鳥獣ではない鳥獣が誤ってかかるおそれのあるところには仕掛けてはいけないが、すぐに駆けつけることのできる場合は仕掛けてもよい。
答)ア
設置するわなの数や場所は、十分に管理できる範囲とする。見回りは毎日必要。
問30:No.363 くくりわなの適正な使用方法についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
  • ア:くくりわなを遠隔地に仕掛けた場合は、近くの人に見回ってもらい、獲物がかかったら連絡をもらえるようにしておく。
  • イ:狩猟鳥獣ではない鳥獣が通る可能性のある場所には、くくりわなをかけない。
  • ウ:イノシシなどの大型の狩猟獣を確実に捕獲できるように、獲物を宙づりにできる強力なものを仕掛ける。
答)イ
非狩猟鳥獣がかかるおそれのある場所には、架設しない。また、自分できちんと管理できる場所に架設する。 イノシシなどを宙づりにできるものは、禁止猟具(危険なわな)である。