法令問題|狩猟免許試験過去問集
狩猟免許試験の法令問題を徹底分析し、過去問を体系的に整理。すべての問題に正確な解答と詳細な解説を付し、試験対策に必要な知識を網羅しています。さらに、スマートフォン対応で移動中でも手軽に復習可能。狩猟法や関連法規の理解を深め、実際の試験で問われる重要ポイントを確実に押さえることができます。これにより、受験者は効率的に学習を進め、合格への道を確実なものにすることができます。
法令問題 過去問
狩猟免許試験における法令問題は、特に難解で紛らわしい表現が使われることが多いです。
しかし、法令に関する知識が試験合否を大きく左右するため、しっかりとした準備が求められます。
このページでは、法令問題に特化し、出題される内容を詳しく記載しています。
猟種全カテゴリ問題はこちらで見ることができます。
狩猟免許試験は全30問出題されます。
2024年の例題集から抜粋していますので、法律が改訂されたりして答えが違う場合はご連絡ください。メールフォームはこちら
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91〜107 / 107問(4 / 4ページ)
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問91:No.351 夜間銃猟についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:都道府県が、有効かつ厳格な安全管理が可能と判断して指定管理鳥獣捕獲等事業実施計画を定めた場合に、認定鳥獣捕獲等事業者が都道府県から実施方法や実施体制について確認を受けた場合にのみ限定的に実施することができる。
- イ:第二種特定鳥獣管理計画を定めている都道府県において、指定管理鳥獣に限り、捕獲ができる時間を日没後1時間後までの間に延長して銃猟により捕獲することができる。
- ウ:有害捕獲の許可を受けた者で、特に被害の多い地域において希望し、都道府県知事による安全確認を受けた場合に限り実施することができる。
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答)ア
夜間銃猟は、都道府県が、夜間銃猟の必要性があり厳格な安全管理が可能と判断して指定管理鳥獣捕獲等事業実施計画に定め、認定鳥獣捕獲等事業者に委託し、当該事業者が詳細な実施方法や安全管理体制を定めた計画を作り、都道府県が確認した場合において、限定的に認められるものである。
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問92:No.352 捕獲した鳥獣の放置についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:一般に、狩猟者登録を受けて行う狩猟においては、周辺の自然環境に及ぼす影響が小さい場合は、捕獲した鳥獣の放置を行うことができる。
- イ:指定管理鳥獣捕獲等事業においては、都道府県知事が捕獲個体の適切な搬出が困難であり、また、生態系等に支障がないと認めた場合には、限定的に放置が認められる。
- ウ:有害鳥獣捕獲をする際には、より多くの個体を効率的に捕獲し事業を効果的に推進するため、市町村長の許可を得て捕獲個体を放置することができる。
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答)イ
ア:登録狩猟では、捕獲した鳥獣の放置は原則としてできない。
ウ:有害捕獲では、捕獲個体は原則持ち帰ることが義務づけられている。
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問93:No.353 個体数調整に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:鳥獣は、生態系の重要な構成要素なので、増えれば増えるほどよい。
- イ:鳥獣は、増えすぎても減りすぎても問題があるので、適正な密度水準で維持されるのがよい。
- ウ:鳥獣は、農林水産業被害等の問題を引き起こすので、できるだけ少ない方がよい。
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答)イ
適正な密度水準が望ましい。そのように維持することが個体数調整。
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問94:No.354 環境省による「ガンカモ科鳥類の生息調査」についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:毎年1月15日前後に全国一斉に狩猟を行い、その捕獲結果をとりまとめる調査である。
- イ:毎年11月15日の狩猟解禁日(北海道以外)に全国一斉にガンカモ科鳥類の目撃確認数を調べ、その結果をとりまとめる調査である。
- ウ:毎年1月15日前後に全国一斉にガンカモ科鳥類の生息数を調べ、その結果をとりまとめる調査である。
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答)ウ
生息動向を調べるために毎年1月15日前後に実施
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問95:No.355 環境省の名前が入った足環を見つけた場合の行動についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:飼い主を明確にするためにつけているもので、保健所に届け出るよう努める。
- イ:渡りのルートなどを調査するためにつけているもので、環境省が委託している(公財)山階鳥類研究所に届け出るよう努める。
- ウ:キジ、ヤマドリを放鳥する際につけているもので、環境省又は都道府県に届け出るよう努める。
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答)イ
環境省による足環は、渡りのルートを調べるための標識調査でつけているものであり、山階鳥類研究所に届け出ることが望ましい。
ウの放鳥事業は、環境省ではなく、都道府県や猟友会が実施している。
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問96:No.356 錯誤捕獲についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:錯誤捕獲とは、鳥獣保護区など狩猟が禁止されている場所で、鳥獣を誤って捕獲することである。
- イ:錯誤捕獲とは、禁止されている猟法で鳥獣を捕獲することである。
- ウ:錯誤捕獲とは、意図せずに、狩猟することが禁止されている鳥獣を捕獲することである。
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答)ウ
錯誤捕獲とは、狩猟禁止鳥獣などを、意図せずに間違って捕獲することである。
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問97:No.357 捕獲の意志の有無にかかわらず、結果的に禁止されている鳥獣を捕獲してしまった場合の対処についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:「止めさし」を行い、捕獲した場所付近に埋設する。
- イ:自宅に持ち帰った上で、関係行政機関に連絡する。
- ウ:速やかに放すか、必要に応じて関係行政機関に連絡し、傷病鳥獣として保護する。
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答)ウ
傷つかないようにして、速やかに放すことが必要。なお、傷ついている場合には、関係行政機関に連絡して傷病鳥獣として保護する。
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問98:No.358 錯誤捕獲を未然に防ぐための対応についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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- ア:銃猟にあっては、狩猟鳥獣及びそれらと誤認されやすい鳥獣に関し十分に学習し、矢先の確認を慎重に行う。
- イ:わな猟にあっては、鳥獣の生態を熟知し、設置場所、設置時期・時間、種類・構造等について十分に検討する。
- ウ:野外では鳥獣の種類はわからないことが多く、非意図的な捕獲はやむを得ない場合が多いので、特別に気を配る必要はない。
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答)ウ
錯誤捕獲が発生しないように、鳥獣の生態や猟具の取扱いについての学習を十分にすることが必要である。
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問99:No.360 傷病鳥獣を発見したときの対応についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:狩猟鳥獣でない場合には、自宅に持ち帰り、飼養登録の手続をして飼養する。
- イ:止めさしを行い、発見した場所付近に埋設する。
- ウ:関係行政機関に連絡し、必要に応じてその保護等に協力する。
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答)ウ
関係行政機関に連絡し、保護等に協力することが必要である。
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問100:No.365 散弾の種類についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:鉛散弾の使用が環境に与える影響は極めて限定的であり、北海道以外では鉛散弾の使用は可能である。
- イ:鉄は鉛より柔らかいので、鉄製の散弾は、すべての銃器に使用することができる。
- ウ:鉛以外の金属でできた散弾を使用する場合には、銃器の種類等に応じて、適切な硬さの散弾を選ぶ必要がある。
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答)ウ
鉛製の散弾以外の鉛製に比べて固い散弾を使用する場合は、銃器の種類に応じた適切な硬さのものを選ばなければならない。また、鉛散弾については、北海道以外でもその使用が禁止されている地域がある。
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問101:No.367 人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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- ア:人獣共通感染症には、狂犬病、エキノコックス症、鳥インフルエンザなどがある。
- イ:鳥獣を触ったあとに手洗いやうがいをすることは、人獣共通感染症の予防に役立つ。
- ウ:人獣共通感染症は、ペットや野生動物などの動物から人に感染するもので、その逆に人から感染することはない。
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答)ウ
人獣共通感染症とは、人と動物の間で感染する病気のことである。
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問102:No.368 人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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- ア:発見されていない感染症があるなど、未知の部分があることに充分留意することが必要である。
- イ:野生動物との接触によって感染するもので、その肉を食べることによって感染することはない。
- ウ:感染症によっては、感染することによって、死亡する場合もある。
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答)イ
すべての感染症が明らかになっているわけではなく、場合によっては死に至る感染症もある。肉を食べる場合は、加熱処理することが基本である。
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問103:No.369 人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:野生鳥獣の生肉を塩水につけこむことにより、肉を食べることによる感染を予防できる場合が多い。
- イ:感染を予防するためには、ビニール手袋などを装着するなどして、可能な限り血液などの体液と直接接触を避けることが望ましい。
- ウ:イノシシと違ってシカには感染症がほとんどないことから、シカ肉を生で食べても健康上の問題はほとんどない。
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答)イ
感染を予防するためには、生肉を食べたり、体液に直接ふれたりしないようにすることが重要である。シカの生肉にもウイルス等が含まれる場合がある。
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問104:No.370 人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:ダニの寄生による感染症は、予防注射によって予防できる。
- イ:野生鳥獣に寄生しているダニによって、人が感染症にかかる場合がある。
- ウ:野生動物に寄生しているダニは、人に寄生して血を吸うことはない。
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答)イ
ダニによって感染症にかかる場合がある。また、ダニには、人と動物の両方に寄生するものがある。
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問105:No.371 外来生物についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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- ア:外来生物には、外国から飛んでくる渡り鳥も含まれる。
- イ:アライグマやヌートリアは、外来生物である。
- ウ:外来生物とは、本来、その土地に生息・生育していなかった生物のことである。
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答)ア
外来生物とは、人為によって他から入り込んだ生物のことであり、渡り鳥は含まれない。
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問106:No.372 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(以下「外来生物法」という)」についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:外来生物法で指定されている特定外来生物の動物は、本来我が国に生息していなかった生物であるので、野外に放つことは規制されているが、飼育をすることについては規制されていない。
- イ:外来生物法で特定外来生物に指定されている鳥獣には、狩猟鳥獣となっているものはない。
- ウ:外来生物法では、被害の発生を防止するために、特定外来生物の防除を行うことが規定されている。
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答)ア
特定外来生物については、野外に放つことや飼育することが規制されるとともに、防除を行うことが規定されている。狩猟鳥獣のアライグマなども特定外来生物である。
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問107:No.373 外来種の増加についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:鳥獣の種数が増えるので、狩猟にとっては良いことである。
- イ:生態系に悪影響を与えるおそれがあるので、好ましいことではない。
- ウ:品種改良などに見られるように病気に強い種ができる可能性が高まるので、生態系にとって良い面もある。
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答)イ
農林水産業被害、希少種の捕食等の問題を引き起こすおそれがあり、大きな問題である。