鳥獣識別問題|狩猟免許試験過去問集
鳥獣問題を徹底整理し、出題される法律や生態を簡潔に解説。
狩猟可能な鳥獣や保護対象種についてしっかり学べます。
スマートフォン対応で、どこでも手軽に復習でき、試験対策がスムーズに進められます。
鳥獣識別問題 過去問
鳥獣問題では、狩猟対象となる鳥類や獣類に関する基本的な知識が問われます。
具体的には、狩猟可能な種とその保護区分、捕獲方法の制限、さらには鳥獣の生態や特徴に関する問題が出題されます。
特に、違法に捕獲してはいけない保護鳥や絶滅危惧種の識別や、狩猟可能な時期と場所についての理解が重要です。
試験合格には、鳥獣に関する法的な規制や生態に関する知識をしっかりと身につけることが欠かせません。
このページでは、鳥獣問題に関する出題内容を詳しく解説し、効率的な学習をサポートします。
狩猟免許試験は全30問出題されます。
2024年の例題集から抜粋していますので、法律が改訂されたりして答えが違う場合はご連絡ください。メールフォームはこちら
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151〜172 / 172問(6 / 6ページ)
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問151:No.332 ヤマドリの生息地についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:本州にだけ生息する。
- イ:四国、九州にだけ生息する。
- ウ:北海道と沖縄を除く全都府県に生息する。
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答)ウ
北海道と沖縄を除く全国に生息
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問152:No.333 冬期のタシギの生息地についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:全国に生息するが、関東より北では少ない。
- イ:全国に生息するが、関東より北に多い。
- ウ:全国に生息するが、日本海側に多い。
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答)ア
全国に生息。ただし、雪の多い関東以北では少ない。
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問153:No.334 ムクドリの生息地についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:北海道を除く全国に生息する。
- イ:九州を除く全国に生息する。
- ウ:全国に生息する。
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答)ウ
全国に生息
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問154:No.335 アライグマの生息地についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:以前よりずっと全国各地にくまなく生息する。
- イ:以前は北海道や東海地方にのみ生息していたが、近年は全国各地に生息域を拡大している。
- ウ:近年は本州、四国、九州で広く生息しているが、北海道にはまだ生息していない。
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答)イ
以前は北海道や東海地方に生息していたが、近年は全国各地に生息域を拡大(外来種)
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問155:No.336 ヌートリアの生息地についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:もともと日本の一部に生息している。
- イ:養殖したものが野生化して、一部の地方に生息している。
- ウ:野生化したものが、現在ではほぼ全国に生息している。
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答)イ
本州、四国、九州に生息(外来種)
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問156:No.337 アナグマの生息地についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:ほぼ全国に生息する。
- イ:本州、四国、九州に生息する。
- ウ:九州にだけ生息する。
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答)イ
本州、四国、九州に生息
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問157:No.338 コジュケイの生息地についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:北海道、沖縄を除く全国に生息するが、東北や北陸の雪の多い地方には少ない。
- イ:北海道、沖縄を除く全国に生息するが、太平洋側には少ない。
- ウ:沖縄を除く全国に生息するが、雪の多い地方には少ない。
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答)ア
北海道、沖縄を除く全国に生息。雪の多い地方には少ない。
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問158:No.339 ミヤマガラスの季節移動についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:主に西日本で繁殖し、冬期は九州や沖縄諸島で越冬する。
- イ:北海道で繁殖し、冬期には本州の中部以西に渡る。
- ウ:日本では繁殖せずに、秋期に日本に渡ってくる。
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答)ウ
日本では繁殖しない(冬鳥)。秋に主に九州、四国、本州西部に渡って来るが、近年、北陸地方や東北地方、北海道などにもよく現れるようになってきている。
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問159:No.340 狩猟鳥獣の残滓についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:鳥獣の餌になるので、山野に放置してもかまわない。
- イ:水源地の汚染や鳥獣の生態のかく乱などの問題を引き起こす恐れがあるので、持ち帰るか又は適切な埋設処理をしなければならない。
- ウ:早く腐って分解されるように、海や河川・池沼に投げ込むことは問題ない。
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答)イ
水源汚染などの環境問題を引き起こすので、適切に処理することが必要
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問160:No.341 狩猟鳥獣の病気や寄生虫についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:一般的に病気や寄生虫は持っていない。
- イ:一般的に病気や寄生虫を持っていることが多いので、肉は生で食べないほうが安全である。
- ウ:一般的に病気や寄生虫を持っていることが多いが、人間に感染することはない。
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答)イ
寄生虫を持っていることが多いので、肉は生で食べない方が安全
人間に感染する寄生虫等を持っている鳥獣もいる。
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問161:No.342 エキノコックスについての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:人の健康や生命に支障を及ぼす寄生虫であり、キツネ等のイヌ科の獣類が媒介する。
- イ:人の健康や生命に支障を及ぼす寄生虫であり、ツキノワグマ・ヒグマ等のクマ科の獣類が媒介する。
- ウ:人の健康や生命に支障を及ぼさない寄生虫であり、ノウサギ・ユキウサギ等のウサギ科の獣類が媒介する。
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答)ア
キツネ等のイヌ科の獣類が持っている寄生虫のこと。
北海道地方で問題になっており、キタキツネ(キツネの亜種)の駆除等が実施されている。
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問162:No.343 放血(血抜き)処理についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:捕獲後できるだけ早く行う。
- イ:捕獲後1日たってから行う。
- ウ:捕獲後肉が腐らないうちならいつでもよい。
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答)ア
肉の生臭さやアクを少なくするには、捕獲後、速やかに放血(血抜き)処理することが重要
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問163:No.344 ハシブトガラスについての次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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- ア:ハシブトガラスが生息する地域には、ハシボソガラスは生息していない。
- イ:ハシブトガラス、ハシボソガラスとも雑食性である。
- ウ:ハシブトガラス、ハシボソガラスとも樹上で営巣し、秋冬期には群を作ることが多い。
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答)ア
ハシブトハシボソガラスは、ほぼ同じ地域に生息。いずれも雑食性樹上で営巣し秋には群れを作ることが多い。
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問164:No.345 ハシブトガラスについての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:ハシボソガラスより体とくちばしは大きめである。
- イ:ハシボソガラスよりくちばしは太いが、体は小さめである。
- ウ:ハシボソガラスと違い、大群を作ることはほとんどない。
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答)ア
ハシブトはハシボソよりくちばしが太く、体も大きめ。いずれも、秋には群れを作ることが多い。
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問165:No.346 鳥獣の保護及び管理についての次の記述のうち、 適切なものはどれか。
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- ア:野生鳥獣は、 農林水産業や生活環境への被害をもたらすため、甚大な被害が生じた場合には、直ちに 根絶させるための徹底した捕獲を実施しなければならない。
- イ:地域的に著しくニホンジカが増加し、生態系へ甚大な被害が発生している場合でも、進入防止柵の設 置が対策の基本であり、捕獲による対策は極力避けなければならない。
- ウ:極力農林水産被害の軽減と鳥獣の地域個体群の存続を図るためには、第一種特定鳥獣保護計画、第二 種特定鳥獣管理計画の策定による総合的な取組が効果的である。
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答)ウ
鳥獣の保護及び管理は、その生息数が著しく減少し又はその生息地の範囲が縮小してい る鳥獣を第一種特定鳥獣保護計画に基づき保護することとしている。また、その生息数 が著しく増加し又はその生息地の範囲が拡大している鳥獣については、第二種特定鳥獣 管理計画に基づき個体群管理を適確に行うこととしている。
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問166:No.368 人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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- ア:発見されていない感染症があるなど、未知の部分があることに充分留意することが必要である。
- イ:野生動物との接触によって感染するもので、その肉を食べることによって感染することはない。
- ウ:感染症によっては、感染することによって、死亡する場合もある。
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答)イ
すべての感染症が明らかになっているわけではなく、場合によっては死に至る感染症もある。肉を食べる場合は、加熱処理することが基本である。
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問167:No.369 人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:野生鳥獣の生肉を塩水につけこむことにより、肉を食べることによる感染を予防できる場合が多い。
- イ:感染を予防するためには、ビニール手袋などを装着するなどして、可能な限り血液などの体液と直接接触を避けることが望ましい。
- ウ:イノシシと違ってシカには感染症がほとんどないことから、シカ肉を生で食べても健康上の問題はほとんどない。
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答)イ
感染を予防するためには、生肉を食べたり、体液に直接ふれたりしないようにすることが重要である。シカの生肉にもウイルス等が含まれる場合がある。
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問168:No.370 人獣共通感染症(人と動物との共通感染症)についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:ダニの寄生による感染症は、予防注射によって予防できる。
- イ:野生鳥獣に寄生しているダニによって、人が感染症にかかる場合がある。
- ウ:野生動物に寄生しているダニは、人に寄生して血を吸うことはない。
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答)イ
ダニによって感染症にかかる場合がある。また、ダニには、人と動物の両方に寄生するものがある。
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問169:No.371 外来生物についての次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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- ア:外来生物には、外国から飛んでくる渡り鳥も含まれる。
- イ:アライグマやヌートリアは、外来生物である。
- ウ:外来生物とは、本来、その土地に生息・生育していなかった生物のことである。
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答)ア
外来生物とは、人為によって他から入り込んだ生物のことであり、渡り鳥は含まれない。
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問170:No.372 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(以下「外来生物法」という)」についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:外来生物法で指定されている特定外来生物の動物は、本来我が国に生息していなかった生物であるので、野外に放つことは規制されているが、飼育をすることについては規制されていない。
- イ:外来生物法で特定外来生物に指定されている鳥獣には、狩猟鳥獣となっているものはない。
- ウ:外来生物法では、被害の発生を防止するために、特定外来生物の防除を行うことが規定されている。
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答)ア
特定外来生物については、野外に放つことや飼育することが規制されるとともに、防除を行うことが規定されている。狩猟鳥獣のアライグマなども特定外来生物である。
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問171:No.373 外来種の増加についての次の記述のうち、適切なものはどれか。
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- ア:鳥獣の種数が増えるので、狩猟にとっては良いことである。
- イ:生態系に悪影響を与えるおそれがあるので、好ましいことではない。
- ウ:品種改良などに見られるように病気に強い種ができる可能性が高まるので、生態系にとって良い面もある。
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答)イ
農林水産業被害、希少種の捕食等の問題を引き起こすおそれがあり、大きな問題である。
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問172:No.374 狩猟鳥獣についての次の記述のうち、外来種だけを列記したものはどれか。
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- ア:ハクビシン、テン、ニュウナイスズメ
- イ:シマリス、ミンク、コウライキジ
- ウ:アライグマ、ハクビシンコジュケイ
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答)ウ
狩猟鳥獣のうち外来種は、コウライキジキジの亜種)、コジュケイ、タイワンリス、アライグマ、ミンク、ハクビシン、ヌートリア、チョウセンイタチ(長崎県対馬以外)、チョウセンシマリス(シマリスの亜種)